2014年2月4日火曜日

花粉症とヨガ

立春ですね。
インドでも、ヴァサントパンチャミーという春到来のお祭りが行われるんですよ。
この日は黄色いものを身につけたり、黄色の花を神様に捧げたりします。
春の訪れを喜ぶのは世界中同じ。
インドと日本、気候は随分違うのに、「春」とされる時期はまったく同じなんですね。
まったく暦は奥深いもの。
弁天様である、サラスヴァティーの聖誕祭でもあります。


そして、まーいとし毎年、この時期になると言っているのが、
「私はヨガで花粉症が治った!」という話。

他の人にわかる程ではないですけど、アレルギーは多少持っている私。

出産してから何年かは、元気すぎる息子を遊ばせるため、毎日屋外で朝から晩まで過ごすような生活だったので、人並みに花粉症でした。
薬飲んだりはしなかったですけど、子供が幼稚園に通いはじめて、定期的にヨガが出来るようになってからは、徐々に症状が軽くなり、今ではまったく大丈夫になりました。

クラスに参加されている方も、年を追うごとに症状が軽くなっていっているみたいです。
クラス開始にはティッシュと格闘されているような方も、中盤には「あれ?そういえば鼻が通っている」となるみたいで、終わり頃にはアレルギー特有のむくみや腫れもすっきりして笑顔で帰って行かれます。

なんで良いのかなって言うの、私はヨーガ療法の研修で、ネティ(鼻洗浄=片鼻から水を入れて、もう片方の鼻から出す行法)の一環で、鼻からチューブを入れて喉から出す、ということをした(させられた)ことがあります。
師曰く、「花粉なんて自然界のものだから、受け入れられないのは自分の心の問題である。そんな人工的なチューブ入れてもなんともないんだから花粉くらいで過剰反応しなくていい、と身体に教えてあげなさい」と(笑)
「そんな無茶な...」と思いましたが、その後本当に一切反応が出なくなりました。
先生の言葉は重い。

ただ皆さんにクラスでそれを...となるとね....

もうちょっと受け入れられる何かはないかなと思っていたのですが、先日TV番組で、ヨガが花粉症に良い、という内容を放映していました。
元職場の専属インストラクターさんと、ヨガを医療的観点から捉えて講座等も開催されている医師の先生。

理論的に、許容量いっぱいになってしまったアレルギー物質への抵抗力が また回復するということはないので、花粉症が治る、のは本当に心の問題かもしれませんが、症状が軽くなるのは確かで、それには交感神経、副交感神経が大きく関わっています。
緊張と弛緩を上手に使い分けていくヨガの練習は、大変効果的だという事です。
アレルギー症状は、副交感神経優位の時に酷くなります。
くしゃみ、鼻水、かゆみ、浮腫、炎症、などですが、交感神経のスイッチを入れる事で、これらが緩和します。
薬で抑えたり、カフェインを摂ったり、一時的にスッキリするからと身体を冷やしてしまったりすると、却って症状は酷くなります。
特に薬はね、ほんとに良くない。

ヨガを週3回一ヶ月は続けるといいそうです。
クラスでは、自宅で出来るような事をお伝えしていきます。
呼吸を適切な方法で行い、後屈や捻りを交互に繰り返しながら循環を促進させます。
何の副作用もお金もかからないので、どうぞ試してみて下さい。
参加して頂いている皆さんが、全員「脱花粉症」となることが私の目標です。
何かと不調を誘発しやすい春だからこそ、出来る事をこまめにやっていきましょう!


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