Pranic Yoga : どうして泣くの？

こんにちは。

9月になりましたが、まだまだ暑いですね。

８月の暑さ厳しい平日の昼間は、さすがにヨガクラスも人が少なくて。

そんな時はいつも「何やりたい？」とお聞きします。

先日もそんな日があって、「暑くて身体が緩んでるからしっかり使いたい」とか「最近心がもやもやしてて」とか「ヘッドスタンド練習したい」とか、いろいろ。

夜はゆったりしたクラスにするんだけど、昼間だしね、むしろバックベンドとかピンチャ（肘を支えにして倒立するの）
とか、をさせたのよ。

初めてでも関係ないの。
「私を信頼してくれますか？」って訊くと、大抵の人は「はい」と言う。
（っていうか「いいえ」と言われたことはないわ）
信頼されないままアドヴァンスのことは教えられないしね、信頼してないままじゃ身体抵抗するしね。

一通りやって、ちょっとブレイクしてたら、一人の人が泣き出した。
「なんで泣いてんの？」って訊いたら笑ってた。
私が言ったことがなんか響いて...とか言ってたけど、逆立ちの仕方を説明してただけ（笑）

「心が綺麗じゃなきゃ泣けないよ」
って言ったらまた泣いてた。

人はなぜ泣くの？
悲しいから？悔しいから？怒ってるから？怖いから？

違うよ。
目を洗ってるんだよ。

ただそれだけ。

世界を見るその場所が曇ってたら、世界が曇って見えて。
だから悲しいとか悔しいとか可哀想とかそういうことになるんだよ。

お風呂と一緒だよ。
温泉みたいな。

涙はしょっぱいでしょう？
人間の体の成分は、９８％海水の成分と同じらしいね。

私の友人たちは、何にもなくても海に入りに行く。
一応板持って。笑
でも目的は波に乗ることじゃなくて、海に浸かること。

「すっごいすっきりするよね！！！！」
って、端から見てると何もやっていない感じなんだけど、本人たちは喜んでる。

海の眼の前で仕事してる人たちは、交代でそうやって海に入りに行く。
その方がクリエイティビティも上がるし、全体がいいバイブレーションになって、いいことしか起こらなくなるからね。

「社員をサーフィンに行かせよう」という本を書いたのは、Patagoniaの創始者イヴォン・シュイナードだけど、もやもやしたまま仕事をするなんて、人間本来無理なのよ。
https://www.patagonia.jp/patagonia.go?assetid=6624

私が一番最近大泣きしたのは（覚えているのは）大好きな犬が死んだときかな。

その知らせを外出先で受けて、犬の亡骸に会うまで待てなかったから、「さぁどこで泣こうか」って、普段行かないラーメン屋さんで、食べれもしない激辛ラーメン頼んで、汗拭く振りで涙と鼻水を拭って、店内は煩かったから、しまいには「うわ〜ん」と声を出して泣いて（笑）

誰も私のことなんて気にしてもいなかった。

そしたら、形があったその存在が、もう新しく空気みたいに、そんな風に変わって見えるようになった。
世界が変わった。
その犬の存在に精神的に甘えていた私もいなくなった。

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泣くことに対して世間にはジャッジメントがありすぎだと思う。

「泣いたら負け」「男は泣くもんじゃない「「女の涙は狡い」「泣いたらなまはげに食べられる..(?)笑」とか？？

ただのお風呂なのに、目を洗って新しい視点で世界を見られるようにしているだけなのだから、いいじゃない。
だってじゃなきゃそんなファンクション（機能）身体に備わっていないはず。

ただし自己憐憫に浸らないこと。
泣くのは大抵自分を可哀想がっているからよね。

それって本当？

あなたは本当に可哀想なんですか？

違うよね、でもそういう思いをどうにかしたい時はあるよね。

心が綺麗だから時々目を洗いたくなるだけ。

目を洗って、新しく世界を見るの。

ヨガでもバーズのセッションでもみんな泣けば良いです。
（私が言わなくてもいつもそうなってるけどね）
私はお風呂としか思っていないから（笑）

でもね、前は違った。

１０年くらい前、六本木で夜のクラスを持ってた時、時々みんな泣くのよ。
仕事帰りのOLさんが。
若かった私は、毎回ビビってました。

「泣く？　泣くの？　泣きたいの？　泣くために？　
泣こうと思って？？　泣く程のことが？？？」

「私は会社でOLやったことがないからよく分からない、
いい言葉言ってあげられない、どうすればいいの？」みたいに。

でもみなさんいつも「あーすっきりした！」って感じで逆に私が話を聞こうなんてすると「いいんですいいんです」みたいにそそくさと帰られてたわ。

もうその方の世界が変わったからなのね。