2017年2月16日木曜日

子育て

息子が大学に(やっと)
合格しました。

幼稚園から高校までずっと同じ学校に通っていたので、
私にも本人にもとても大きな変わり目の時です。

周りはまだ小さな赤ちゃんや小学生、せいぜい中学生くらいの子育てをされている最中です。

私は息子の同級生の親御さん方とも年齢も違うし、仕事をしている(しかもヨガなんて)、さらにはシングルマザーという状況も異なり、わからないことだらけの子育て、
でも相談する人が全くいないという日々でした。

小学生で本格的にヨガの仕事を始めて、本当はもっと一緒にいる時間が大切だったのに、
そうもいかなくて、息子は私が都内で一日中仕事だという日には、朝鼻血を出したりしていたっけ。


学童保育に預けて、ギリギリまでいつも仕事。
いつも頭を下げて、PTAの仕事とか、何かの会合とか、お誕生日会とか、バザーとか、全部免除していただいていました。

男の子だから、外で体を動かして遊んでいられればそれでよかった日々でしたが、
もちろん勉強は全然できませんでした。

何度学校に呼び出されたことか。


中学に入ったら、部活です。
しかも学校で一番過酷だと言われていたバスケ部に。


朝練から夜練まで、
月曜から日曜まで、夏休みも、お正月もほぼ休みのない毎日。

そしてなぜか中一からレギュラーになってしまったんですよね。
高二でキャプテンを務めて引退するまで、試合や怪我、合宿や思春期特有のあれこれ、
本当に色々ありました。

やっぱり大変でした。
ほとんど顔をあわせる時間もないし、会話もないし、子供だから自分のことばっかり。
私は要求に応えるとか、トラブルの処理とか、ご飯、洗濯、お金...そんなことの連続。

孤独との戦いでした。

自分が孤独だってもっと気づいていたら、孤独ではない子育てもできたのかもしれないけれど、
目の前のことに必死な狭い視野しかなくて、そのくせ「何の問題もありません」という風を装ってヨガをしていたから。

だけど、「愛する」と「頑張る」のコマンドしか使っていない私は、
その頃周りには「男らしい」とか「頼れる」とか「気が強い」とか、そんな風に思われていたのもますます孤独感を助長させて、「私、壊れるな」とよく思っていました。

あ〜あ〜
書くと苦労ばかりな感じですけど、

私、自分の家族がバラバラなせいか、
息子を大事にしようという気持ちだけはとても強くて。

愛することで、愛情をたくさん感じさせてもらいました。

今は、異常にお金がかかる大学受験と今後の授業料などで頭を抱えています。

こんなにお金がかかるなら、この先ますます誰も子育て出来なくなってしまうと思いますね。

安全に外でも遊べず、お金がかかるゲームや習い事しか選択肢がない?
お金を稼ぐために親は朝から晩まで仕事でストレスを溜めて、
夫婦は気持ちもすれ違って、子供は寂しい思いを抱えながら勉強に駆り立てられて。

女性の不妊や流産が増えているの、
体の問題だけでなく、安心して産むことが出来ない不安から来ているって思いませんか?


それをまた女性の体やライフスタイルの問題だと、当の女性自身は自分を責めて、周りからもあれこれ思われて苦しんで。


私もまだ夢を見たい。
夢を叶えたい。
夢を見るならまず現実を見る。

落ち込んで、もう無理と思いたくなって、そう思って、
でもまだ人生って続くんだと、じゃあ諦めるほうが辛いじゃないかとまた力を絞って這い上がる。

ああ、これが大人なんだなって、最近やっと分かった気がします。


大学入学に母子手帳が必要なことを知り、
慌てて大捜索。
うっかり開けた思い出ボックスには、幼稚園の時に手作りしたグッズが、
まるで昨日のことのように綺麗に収められていました。

幼稚園児にGrateful Deadなんて、私も相当アホでしたね(笑)

でも若いうちに子育て出来て良かった。

わからないことだらけだったから、
ただ「愛する」ことが出来た。

私たちは今とても仲が良いです。
家族って、創っていくものだなって思います。

いつか必ず離れていくとわかっていて、時間や愛情やお金やエネルギーを費やすって、
当たり前のことではないです。

だからね、自分のことを全然ダメだと思って凹んでいる今、
そこのところだけはカウントしようと思います。

そして女性の皆様、賢く強く。

今日はこんなブログで大変失礼致します。





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