2014年1月7日火曜日

1年の始まりは「足」から

新年明けのクラスをひととおり終え、やはり感じたのは「足」のこと。

今年の干支は馬だそうなので、ヴァタヤーナアサナ Vatayanasana(Horse Pose)↓
を紹介しました。

クラスの最初に私がこれのデモをしたとき、皆さんパッっと目を向けたのは私の足首。
関節系は痛みを連想しやすいですからね、一瞬で不安そうな空気が...(笑)

簡易ポーズは足首を脚の付け根ではなく膝上に乗せ、片足のつま先でバランスをとるというもの(こちらのほうがたぶん難しいと感じられる方が多いと思います。画像が探せなかったのですけど、このポーズで佇んでいる仏像があります。)、もしくは膝をつくというもの。どのバージョンも足首を強化するアドヴァンスのポーズ。

足首を伸ばす事はたぶん日常の中で正座をよくされる方にはそれほど苦ではないはずですが、その際足を内反させてしまうと、弱い外側の靭帯を伸ばしてしまい、体全体のバランスをとり、支えている足首が緩く弱くなってしまいます。
このポーズに限らずですが、パドマアサナ(蓮華座)、ヴリクシャアサナⅡ、アルダパドマパシュチモッターナアサナ、マリーチアサナB、D、バラドヴァージャアサナⅡ、などすべて足の甲と足裏を同時に伸ばすようにして指を反らせ、足首が内反しないよう引き締めて行います。その形を保つために、足裏の筋力を必要とします。
(筋力が弱いとすぐに足裏を握ってしまい、体重が外にかかり足が内反していまいやすくなります、結果足首も弱くなって自身の体重を支えられなくなり、怪我や腰痛、姿勢の悪さ、血行の滞り、冷えなどの原因になります)
足首は球関節ではないので、まっすぐに力を加えて使わないと靭帯を痛めてしまったり、負荷で足の形が変形してしまったりしますね。
あまり強くぐるぐる回さないで下さい。

ヨガを教えはじめたとき、こんなにも自分が「足」「足」言うようになるとは思ってもいませんでした。最初の頃は「胸を開く」とかそんなことばかりやっていましたね(笑)
だけど、教えていくと、土台である足がいかに大事かがよくわかります。
足がしっかりしていなければ、足に意識が向いていなければ、ヨガのアサナは何をやっても上手くいかないのです。

足は脳からも心臓からも一番遠い場所にあるので、意識が届きにくく、血行が滞りやすい場所です。
脛まで冷えてやっと、「あ、足が冷えている」なんて気付くこともしょっちゅうではないですか?
今は家の中も外もバリアフリー、足下を気にしながら歩く事もないですし、硬い靴底で地面との感覚が鈍っています。
昔なら、もっと一歩歩くごとに「ここはぬかるんでいる」「ここは凸凹している」「ここはあたたかい」などの刺激を感じながら、足の裏の感覚に最大限に注意を払いながら生活していたでしょう。
砂利道を裸足で歩く事も当たり前だったと思うのですが、今の私達にはたぶん出来ないでしょう。それくらい足裏が弱くなっているのです。

先日江ノ島のクラス初めのあと、島内にあるこんな場所を歩きました。
思ったより激痛で叫びながら(笑)でしたが、歩いた後は血行も良くなり頭の中もすっとしたように感じました。
足裏は全身と繋がっています。
だから冷やしたり、窮屈な中に閉じ込めたりしてはいけないですよね。
足を上手に使える人は落ち着いていてグラウンディングが出来ているという事です。
他の隅々にも意識が届いていて、自分の様々なレイヤーを調和させて日々の中の選択が出来る人。
まずは、1年で一番寒いこの季節に冷やさないようにすることから始めたいですね。

私のお薦めは、遠赤外線効果のある竹布のレッグウォーマーと、 鉄火味噌です。
この二つは本当にすごい!冷えの悩みが一切解消されました。

鉄火味噌は、豆味噌、細かく刻んだごぼう、れんこん、人参、生姜など陽性の食品を、2〜3時間かけて鉄のフライパンで炒って水分を飛ばし、さらにカラカラになってサラサラになるまで火のエネルギーを加えたもの。
極陽性食品と言われ、栄養があり身体を温めるので、極寒の地に赴く軍隊でも使われていたのだとか。
(私は 自分で作らずSUGATAで買ってしまいました。
ここのもの→ http://ryujinume.com/
クラスでは裸足で歩き回るので、冷え対策にこれはかなり素晴らしいと実感中です。
足が冷えてしまうと、頭が回らずインストラクションが雑になってしまう気がするのです。

1年の始まりだからこそ、土台となる足下から充実させていきたいですね。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。






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