2014年10月10日金曜日

その先の自分へ〜呼吸

前回の投稿から、ご心配や、「よかったね〜」のメッセージをみなさんから頂き感謝しています。
自分の身体の違和感に早く気付く事が出来て、すぐに向き合うことが出来たのはヨガのお陰でもあるし、周りに身体や健康、疾患への知識が豊富で理解あるプロフェッショルな仲間達に恵まれている今の環境にも本当に感謝です。

 ヨガのお陰って書きましたが、自分がもっと若い頃は、子供の頃からヨガをしていたこともあり、筋肉も関節も柔らかくて、何をするのも怖いもの知らずで、でもポーズをすること自体の感覚がもっと幼稚で、本当に深く自分を感じるというよりは、たぶん神経系や筋肉に刺激を与えたり、その高揚感に夢中だったのかなって思っています。
呼吸の練習(プラーナヤーマ)もしていたけれど、ヨガのアサナと同じ感覚でやっていたから、じっと坐っているとうずうずして、実は瞑想するのもとても苦手でした。

何年も前、インストラクターになりたての頃は、人前に立ってヨガをするという緊張や慣れない事の連続で、自分の感覚をどんどん麻痺させていました。
酷い時は、シャバーサナの時に、一切目を閉じる事が出来なくて。
いつもどこかがピリピリしていて。
身体の痛みもしょっちゅうあったし、でもそんなものだと思い込んでいました。
リラックスするためのクラスに出ても、必ず私を知っている人がいて、先生って見られてしまって上手く感情のリリースが出来ない。

それでアメリカに行って、誰も私を知らないしがらみのない環境で、素晴らしい先生達のクラスでの練習を思いっきりしてみて、 楽しくてたまらなかったけれど、それでも何も変わらなくて、というよりは、やってもやっても、そしていくら出来ても無理しているだけなことに気がついて、はた、と行き詰まってしまったんです。

毎月大枚はたいて必ず予定に組み込んでいたヨガのWSや講座も、ほとんど行かなくなってしまいました。



..........で、出会ったのが気功です。
目を閉じて、感じつつも周りは一切関係なく、自分の内側に集中する。


最初は出来る出来ないを気にしていました。
「右手から左手に氣のボールを移動させて...」
とか、そんな気分でやってはいるけど 私全然出来てません、って先生に見破られるのが怖かったりしていました。
でも先生はまったく気にしていないんです。
まあ何十年も教えられている気功の先生なのに「僕は氣とかあるとかよくわからない」って言ってしまうし、熱心な生徒さんが、「○○するときは、右回り、左回り、女性とか男性とかで変えた方がいいんですか?」なんて質問をしても、「どっちでもいいよ、やってみて」ってニコニコしながら答えるような方ですから(笑)

でも、それで私の目の鱗どころか全身の鎧がばさばさっとはがれ落ちて、何かが変わったんです。

呼吸を感じるって、自分の内側を感じて動かすって、いいなって単純にそう思って、ヨガのアサナに有効なように、自分で呼吸の仕方をいろいろ工夫して身体を使うようになりました。そうしたら、それまで頑張ってやっていたことが、とても楽に出来るようになり、怪我してあきらめてを繰り返していた自分の限界点を、すんなり越えていけるようになりました。

そして自分のしていることをプラニック(プラーナに依る)ヨガと呼ぶ事にしました。

そんなこんなで、私のクラスは普段から呼吸重視で、ただ身体を動かしたい人にとってはちょっとめんどくさいかもしれないレクチャーの多い進め方です。
集中、確認、緊張、弛緩のバランスをいつも考えているのですけど...
でも吸うと吐くしかないから、わかってしまえばとてもシンプルです。

ヨガのアサナが身体の外側をどう扱うか、だとしたら、呼吸は内側をどう扱うか、だと思います。
大抵は、外が緊張=中も緊張、外が緩む=中も緩む、だと思いますが、バランスです。

アドヴァンスの練習に限らず、いつもの自分のその先へ行こうとする時、刺激は当たり前だけどストレスになります。だからやれないんですよね。
でも感覚を麻痺させて目をつぶって飛び込めば良いのかと言えばそれは違う。

呼吸を使って、自分の中心点、中心軸をしっかり保ち、流れを作ってそれに委ねる事で、いつの間にか前に進めている。変化に抵抗する外側の力が、自分の中心を強くするための力に変る。
刺激がストレスではなく、(落ち着いた意味での)快感に感じられる。

そこなんです!!


それで、前からやりたかった呼吸のWSをおこないます。
11/8(土)Sound Healing vol.3として、クリスタルボウル、バイオリン、ギターの演奏とコラボします。夕方17:00からの一日が落ち着いた時間帯です。

以前の私のように、じっと坐って自分に集中するのが 苦手な人、退屈に感じてしまう人に、音の誘導でより深く安定して呼吸を体感して頂きたいなと思っています。

詳細はこちらです。
http://pranic-yoga.com/photo.html

どんな感じの音の世界観なのかちょっと知りたい方は、ここらへんをチェックしてみて下さい。
http://sound8.jp/?page_id=93
当日は、ヨガや呼吸に合わせた演奏をして頂きます。


 当日は胸あたりやみぞおちのあたりのの締め付けが少ないウエアでお越し下さいね。
お待ちしています(^ー^)/




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