2014年6月4日水曜日

オーディションする側に立って

5月いっぱい何名かずつで、SUGATAの鎌倉と青山店で行っていた、インストラクターオーディションが先週やっとすべて終了しました。


ジャッジする側に立つ、というのは、普段のクラスでは「人と比べない」「自分の心地よさを追求」「出来る出来ないじゃない」などとお伝えしている時とは真逆で、これらをすべて反転させたところ(それぞれを比べ、受け手が心地よいかどうかを見、出来ているかいないかを判断し)なので、当然参加者の方々の緊張も伝わって来るし、でもそれも含めて見させて頂くので、ちょっと怖い感じだったかもしれません ^^;
ただ、インストラクターはクラスが始まってしまえばたった一人、どんな方がいらしたとしても、きちんと向き合い、満足を与える事が出来なければ、お仕事として成り立ちません。また、(こういうことは一度もありませんが)トラブルやクレーム等に対して、自分を守ってくれるのは、確かな技術と知識とコミュニケーション力、言うなれば誤解を招かぬよう明確にはっきりお伝え出来る聡明さや、何事も笑顔でかわす柔軟な心、なのです。

私も若い頃は、クラスに立つのが怖かったり、毎回極度に緊張して、自分が怪我ばかりしていましたっけ。
生徒さんにも、スタジオの経営サイドからも(集客状況など)、また自分の先生やインストラクター仲間からも常にジャッジされているような気分でした。
だから、合否の通知には、見させて頂いた内容等を、先輩として、もっとこういうふうにしたらよくなりますよ、とか、こういうときはこうしてみるといいですよ、などのアドバイスを添えさせて頂いています。今後何かのお役に立てば幸いです。

有り難い事に、11月に受けて下さった方が再チャレンジして下さったり、オーディション終えた後、「この場に来れただけでも意味が有る」とうるっとしながら言って下さったり、こちらとしては本当に頂いたご縁に感謝するしかありません。

今はヨガクラスの在り方も、スタジオだけではなく、個人が集客をし、場所を用意して開催しているということが全体の半分以上の割合を占めるのではないでしょうか?
私もその一人でもあるのですが、自分が何をお伝えするのかを常に自分に問いながらの、webサイト運営から企画、告知、予約の受け答え、お問い合わせ対応など、試行錯誤です。
そんな中、スタジオでクラスを持つというのは、そういう一切をスタッフや周りの人達におまかせする分、生徒さんと対面して実際の売り上げに繋げていく責任もあります。
その分、いろんな方と接する事が出来るので、学べる事も多いですし、一人では開催が難しいイベントや、WSの企画も可能になります。

これからオーディションを受けようとする方にアドバイスするとしたら。
1、服装は、身体のラインがなるべくわかるシンプルなものを。
  (当然身体の使い方がわかりやすい方が有利です。)
2、時間配分。
  (大抵は、決められた時間の半分を準備運動に費やしてしまい、その人の得意な部分   が発揮出来なくなってしまいがちです。いつものボリュームや流れから離れて、
見せたいところに特化すること。)
3、自分の個性を出す。
  (可もなく不可もなく、よりは、自分らしさを前面に。)
4、バランス。
  (立ちポーズばかり、坐りポーズばかり、太陽礼拝で終わる、なんて勿体ないです。
   声のトーンや立ち居振る舞いを変え、いろんな自分を見せて下さい。)

などでしょうか。
あとは、アサナも私のインストラクションで見せて頂いています。
ヨガが好きなんだな〜という感じや、自分の身体を理解して使いこなしている感じなどがわかると嬉しく思います。
私もまだまだ勉強途中。
反省もたくさんしつつ、いろんな方に出会えるこの仕事を誇りに思っています。
ナマステ








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