2012年10月11日木曜日

大人ってなんだろう

最近の(私も含めて)30代40代の女性って、私が子供だった頃70年代80年代くらいの感じと随分違っていると思うのです。

TVに出ているような方々を見ていても思うのですが、昔の人は10代でも責任を背負っていて大人っぽく、片や最近の20代はみんな子供みたいで、大人の女の人も10歳くらいは軽く若く見えるし、雰囲気自体良くも悪くも若いなと思ってしまうのは私だけでしょうか? そういう私もそうなのでしょうけれど。

息子が、少年〜思春期から、高校進学もようやく決まって、徐々に大人っぽくなっていかないといけない時期につき、大人ってなんなんだろうと息子との会話の中で少し考えてみました。

私の答えは、大人はまず自立していること。
生活のスタイル、既婚未婚、独り暮らし、家族と一緒、自営、会社勤務、無職、アルバイト、子供が居るいない、そして身体的なことなどで、介護やサポートを必要としていることなどに関わらず、自分自身をきちんと受け入れ、理解している事。
世界はすべて自分の内面の映し鏡で、起こる事はすべて自分が招いているのだとか、神意であり、困難な事は自分を変えたり、成長させるためのチャンスになるのだと受けとめている人。

誰かに何かを頼っている人は、必ず誰かのせいにもします。

大人は、協力はし合います。分かち合ったりサポートし合ったり。
でも頼ってはいません。アテにしていないというか。
だから、常にありがとうの気持ちが生まれます。

何か芳しくない事があれば、状況を改善する為に最善を尽くします。
誰かの何かが改まることによって全体が良くなるのなら、迷わずそれをその人に伝えるでしょう。
でも、何か良くない状況を誰かのせいにはしません。

すべてのことを自分も関わる世界のバランスだと捉えるので、ごめんなさいと素直に思う事が出来ます。
そうなると、ありがとうとごめんなさいが言える人が大人、ってことになりますね。
でもこれって、幼稚園で教わるような事です。

私は10代で親が離婚し、追い立てられるように若くして大人になった感じだったので、実際に自分が離婚を経て、息子に対して自分が全責任を負う事になるまでは、
ありがとうやごめんなさいという言葉を素直に出せないようなところがあったのですが、息子を育てていくとき、ありがとうとごめんなさいがすべてのことを教えるキーワードだと気がつきました。
それは今まであまり大切にして来なかった私自身に対しても、ありがとうとごめんなさいという気持ちを持って接するという責任があるということでした。

「おう」という言葉。
快諾というか受け入れ、承諾、認知ですよね。江戸っ子的ではありますが。。。笑
その「おう」は「OM」と同じだと言われた事があります。
すべて自分のところに来たものごとにはとりあえず「おう」
それをどう処理するかは自分次第。

そういうことが、年齢を重ねると自然になって来る。
そうしないと物事が上手く回らないから。
でも今は上手く避けたり、関わらなかったりが出来てしまう。
そういうのが世間一般の「大人」と言われているけど、一度飲み込んでいるかいないかが大きな違い、なのではないかな。

自立、とはいえ人は関わりの中で生き、成長していくもの。
ありがとうとごめんなさいをたくさん言って、言っただけ大人になっていくのかもしれないですね。ありがとう。
OM

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