2013年2月12日火曜日

巳年はクンダリーニ覚醒の時

旧暦のお正月が明けましたね。
おめでとうございます。
今年は日と月が同時に昇る新月がその日に当たった事もあり、何か特別な始まりを感じさせてくれます。
伊勢神宮(20年に一度)や出雲大社(60年に一度)では式年遷宮が行われる年です。
何か大きな節目なのでしょう。

昨年は60年に一度の 黒龍の年、自然界が未知なるエネルギーを現わす時、でしたね。
巳は諸説あるとは思いますが、ヨガをしている者としてはクンダリーニの覚醒を想起させます。クンダリーニは人間の仙骨のあたりに蛇が三回とぐろを巻いた形で眠っていると言われている、未知なる生命エネルギーです。シャクティとも呼ばれる女性性に例えられる莫大なエネルギーです。
ヨガの行法ではそれを目覚めさせ、背骨沿いにあるナディを伝って頭頂に引き上げ男性性的エネルギーとも例えられる精神エネルギーと融合させ己の真の存在を覚醒させます。
"Hatha Yoga Pradipika"

クンダリーニヨガという行法がありますが、それらはまさにそれを目的としたもので、チャクラや音とも深い関係があります。
私が行っているヨガはクンダリーニの行法ではありませんが、仙骨は丹田の真裏にあたります。仙骨に外側から力を加えてしまうと、眠っていた蛇は目醒めるどころか却って動きをロックさせれてしまいます。びっくりして穴に深く逃げ込んでしまうようなものです。
丹田を意識し、自分の内側から少しずつアプローチして行く事でそのエネルギーが目醒めて動き出します。
実際、ヨガのクラスを終えた後、私はたまにオステオパシーの施術を受ける事があるのですけれど、施術担当のNちゃんが、「わ、ゆきさん仙骨のとこだけ異様に熱い!」ってびっくりします。
クラス中も途中でチャイルドポーズの時皆さんの仙骨の辺りに触れると、確実にそこだけ熱くなっている方はよくいらっしゃいますよ。
そのことにこだわる必要はまったくありませんが、確かにこういうことはあるのでしょう。私達は肉体に限られた存在ではないのです。
でも、解剖学的にも身体の使い方的にも、腰をロックしないというのは鉄則ではないですか?
代わりにバンダ(ムーラバンダ、ウディヤーナバンダ)を使う事で重心が安定し、エネルギーに広がりを持たせる事が出来ます。
でもそれって、巷で教えられているような乱暴で男性目線的なものでは決してありませんよ。
女性を動かしたい時、例えばどうしますか?(笑)

そんな風に捉えて、よりたくさんの調和が生まれる一年になるといいなと思っています。
OM

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