2013年2月5日火曜日

Fasting(断食)


そろそろ春のファスティング時期。
食べ物を見ても、むやみに食欲が感化されないあの感覚は、世間のあれこれに惑わされないための良い練習になります。

人が緊張を誤魔化して雄弁に意味のない事を語るとき、大人の都合で関係を続けようとする様々な場面、相手を自分の所有物に貶める結婚生活や親子関係を垣間見たとき、貴方に良い話ですよ、とパッケージされた当人に良い話を聞くとき、一見愛の形に見える執着や甘え、依存などを体感で感じるとき、きちんとそういうものがよりよく見えるようになるからです。



ふーんと思っても、社会の中では飲み込む事も多い事柄を、食べ物を必要なく飲み込む事を少しの間やめる事で、自分がいつの間にか誤魔化して誤魔化されてきた事柄を真っ直ぐ見る事が出来ます。

いつも正しく一定でいることはある意味理想なのでしょうけれど、私にはまだそれはつまらないと感じてしまったり、敢えてふーん、と思いながら試す事、良くはないことを知りながらやってみること、は日常茶飯事です。
悩みやトラブルはそんなところからやってきます。 
でも試してみて相手が揺るがなければ信頼関係に繋がります。
同じ感覚で生きている人とは尊敬しあい、お互いを通して学び合う事が出来ます。
 

春はそういうことを見直す時期。

何の食べ物が自分に合っているのだろう、どういう食餌方法がより自分には向いているのだろうということを探ったり試したりする事や、ダイエット、デトックスもファスティングの意味として否定はしませんが、身体的なものより精神的なそれは、こういう視点で行うと、心の成長に繋がるのかもしれません。 

週に一度は断食を、それが無理なら一食抜こう。自然界には、からっぽな状態というものが必要なのだ。(『ガンディー 魂の言葉』)
OM

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