2012年4月11日水曜日

プラーナヤーマ

桜、満開ですね。
やっと。
この春は底冷えする日が多くて、でもなんとなく冬の完全武装はちょっと重たい感じで、
その微妙なやせ我慢で、身体の中に少し冷えが溜まっていたみたい。
久しぶりに発熱しました。

時間があるとサウナに入ったりして、バランスを保っていたのですが、暖かかくなってきて、そろそろ冷えを一掃したいなと思って、思い切って身体に発熱を許す事にしてみました。
熱が出せるというのは健康で体力がある証拠。
熱を出せずに、平熱が35℃くらいの人、最近子供でも多いと聞きます。
免疫力が発揮出来ずに、病気の症状は出なくても、未病という感じの人、本当に多いとお見受けします。
私は仕事を休みたくないし、休むわけにもいかないので、なんとかバランスを保ちながらいろいろ小出しにしているわけですが、こういうことが出来るようになってきたのは、呼吸を常に意識するようになってからです。

ヨガでは一般的に「ウジャイ」という呼吸でアサナを行うのですが、喉の奥を締めて気道を狭くするこの呼吸法は、初心者でまだいろいろ意識が行き届いていないで、身体にも呼吸の仕方にも癖がある人には、却って血圧を上げて交感神経優位にさせてしまうので、いろいろ考えた結果、Pranic Yogaというまずは気功的な呼吸を取り入れた方法でアサナを行うという方法に行き着きました。
これは自分でもすごくいろいろ変化がありました。

以前ウジャイを習う前は、殆ど外側を動かさず、横隔膜だけを使って呼吸していたので、見た目は呼吸していないように見えたかもしれません。アシュタンガヨガの練習中、あまりにもアサナ中私が静かなので、 インストラクターが寄って来て、耳をそばだてて本当に呼吸しているのか確認したりすることもありました。
動きが多ければ多い程、落ち着いていないとヨガとまったく違うところへ行ってしまいます。

「今一般的に行われているウジャイって全然違うものだよ」と言っていたのは、ヒマラヤで長い間伝統的なヨガの修行をしてきた木村慧心先生。
じゃあどういうものなのかというのは、簡単には教えてはくれませんでしたが、いろいろ回り道して、本来の方法でいいのだとわかりました。

「窓に息をはーっと吹きかけるようにしてそのまま口を閉じて音を出す」という曖昧な教わり方でいつも納得出来ないなと思っていた私。わからないまま続けるのではなく、練習することが大事。体感で納得するのが一番。そしてそこで得たものは、一生の財産になり得ると思います。

呼吸は身体の内側を使うので境目が曖昧で、はっきりこれは胸式、これは腹式と分ける事自体がナンセンスだと思うのですが 、どんな呼吸をするかは本当に大切で、身体まるごと、そしてマインドもまるごと変化させる程大切なものです。
ヨガのアサナも、正しい呼吸と併せるとより深まり、もたらされる恩恵が何倍にもなって帰って来ます。何故これをするのか、経験者程理論的にも腑に落ち、アサナへの意識が変わると思います。
呼吸の練習(プラーナヤーマ)は地味ですが、大切なので、月に一回くらいプラーナヤーマのクラスを設けようと思います。是非ご参加下さい。
今月は29日(日)15:30〜17:00です。
http://pranic-yoga.com/schedule.html
OM

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