2012年4月18日水曜日

移り行くドーシャ

ドーシャは、アーユルヴェーダの3つの要素で、
ヴァータ=風、生命に動きをもたらす要素、乾いていて繊細で動きやすい性質。乱れると不安。
ピッタ=熱、生命に変化をもたらす要素、旺盛な好奇心、活力、鋭く熱い性質。乱れるとイライラ。
カファ=水、生命に構造をもたらす要素、重く安定した性質。乱れると憂鬱。
を意味します。
※アーユルヴェーダについては、青山圭秀著「大いなる生命学〜アーユルヴェーダの精髄」が、私が今まで読んだ中で一番本質から書かれている分かりやすい良書だと思います。
もっと知りたい方は是非読んでみて下さい。

春のこの時期は、冬の間に蓄積されたカファが悪化してバランスを崩しやすい季節です。
アレルギー、倦怠感、眠さ、粘着質のカファは胃や肺、気管など粘膜のところに溜まりやすいので、思い当たる症状がその場所あたりにあるかもしれませんね。

陰陽五行だと、春夏秋冬+土用(各季節の間の移行期間)という分け方なのですが、インド発祥のアーユルヴェーダはおおまかに3つです。
インドの季節感は、暑い、すごく暑い、ものすごく暑い、雨期、という感じだからでしょうか。
春の土用の今は、だんだんピッタが増してくる初夏に向けての準備期間と言えるでしょう。
暑くなってくると、冷たいものを摂りたくなりますが、日本は梅雨があり、その時期にカファがまた増加し乱れやすいので、カファに対する注意は本当の夏になるまで必要です。
なので、日本は春から初夏にかけて、とても繊細なバランスの取り方が必要な難しい時期と言えるかもしれません。

夜の、甘いもの、冷たいもの、乳製品、獣肉類、ナッツなどは控えるのが望ましいです。足下を冷やさない、適度な運動、そして苦いもの、渋いものなどはカファの乱れに有効です。春の旬のものは大抵、苦かったり渋かったりしますよね。
自然ってうまく出来ているなと思います。

なんにせよ、自分の体質や日常の傾向を知り、それに対する自分なりの対処法を持っている、というのが日本という複雑で繊細な土地に住む大人の女性の在り方なのではないかなと、最近特に思います。私もバランスを取りながらでないと体力や親から頂いた丈夫さだけでは乗り切れないなということを感じるお年頃ですから。笑 これは良くないんだけどということを「大丈夫でしょ」という感じで自分に対してわざとやってみてしまう性格なもので、そんなところも治さなきゃなと、素直に思える今日この頃です。

日曜のクラスは陰ヨガです。
ヨガのアサナをとりながら、内臓や呼吸にフォーカスして自分のコンディションをじっくり見て行くとてもいい方法だと思います。
また、ちょっと汗ばむくらいの動きのヨガはカファの乱れに最も有効です。
土曜の朝クラスも、だんだん暖かくなって来たのでしばらく遠のいている方にもまたお会い出来たらいいなと密かに期待しています。。。
OM

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