2012年3月16日金曜日

目醒め〜be awaken

朝起きた瞬間、何を考えますか?
是非観察してみて下さい。次に起きた時。

私は結構早起きで、毎朝5時くらいに目が覚めるのですが、それまで見ていた夢の残像と、自分が自分の身体に入ったという何とも言えない、何か一枚ジャケットを着たようなそんな感じがいつもあるのです。
服を着て鏡を見て、後ろを向いたりボタンを留めたりそんなことをすると思うのですが、私の朝はいつも布団の中でそんな感じ。

それでおもしろいのが、例えばすごく楽しいわくわくする夢を見ている状態で自分の身体に帰る、そうすると身体は身体で寝ている間に感情が発生していたり、思考を処理していたり、またはよくわからないけれど誰かの何かをどこかから受けていて、自分の魂とは全然違う状態だったりするわけです。アバターという映画のあの感じに少し似ているかな。
(それは各臓器がそれぞれ感情を司っていたり、脳だけでなく、各細胞にも記憶が蓄積されているということを実感させてくれます)

だから目醒めるその瞬間に注意を払う事で、私は自分が抑えていた感情や思考にニュートラルに気付く事が出来るわけです。
そして、私という人は、自分のそれを受け止めきれたり手に余ってしまったりするのですが、クリーニングや瞑想、呼吸法やチネイザンを試したりしながら、自分を調和させて活動に入ります。ヨガはその後ですね。
まず自分というお弁当箱にいろいろ詰めてバランスを調整して、という感じ。
でないと、たぶん日常の中で必要ない感情や思考等は、自分が目醒めた瞬間に眠らされて、まるでそれは存在しないかのように一日過ごしてしまうからです。
一日ならいいけれど、それがずっと続くとたぶん人生が自分の一部を欠いたまま進んでしまうことになります。ハッピーとか嬉しいとかの感情もよく見ていくとあれ?ということもあり、そのまま進むのはとても危険。

ちなみに最近ベッドをやめました。
息子に譲り、自分はリビングの床にヨガマットやブランケットを敷いて寝ています。
部屋を暖めて、後から起き出してくる息子の食事を用意して笑顔でおはようと言い合う。
不思議と腰痛も肩凝りも寝過ぎてしまう事もなくなっていい感じです。
たぶん柔らかいところで寝ると、力を抜く努力をしなくなるので却って身体が痛くなったり眠りが浅くなったりするのかなと予想しますが。

ただばたばた忙しくて、朝時間に追われていたり、目覚めの瞬間が無意識だとすると、自分が自分にうまくフュージョン出来ないまま一日を始めることになってしまい、チャンスを逃したり、何かのサインを見逃したり、余計なエネルギーを使ってしまったり、感情が不調和なまま、健康に影響が出る事も。その日何を食べるかとかのチョイスや行動も直接影響受けるのではないでしょうか。

春は目醒めの季節。
今月のパタゴニアクラスのテーマも「目醒める〜be awaken」です。
睡眠から目覚めるとき、私達は外側の世界に対して目覚めるという感覚かもしれませんが、自分の中に目醒めるという発想をヨガのアサナや呼吸を使って少しお伝えできればよいなと思っています。
自分の内的空間は幾重にも重なった広大な宇宙であり、複雑にもシンプルにもなれるものです。誰でもそうなのですが、そこを旅してちゃんと知っているんだよということを周りが感じた時、それがその人の人間味や魅力を感じさせてくれるのだと思います。

クラスは17日(土)10:00〜12:00、28日(水)18:30〜20:30です。どちらも鎌倉ストア(0467−23−8970)の方にご連絡下さい。

OM

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