2012年3月6日火曜日

3月10日(土)鎌倉長谷寺「万灯会」

もうじき忘れられない311です。
その日一日の事は、朝から鮮明に覚えています。
私はお年寄りがたくさん集まる施設を訪れていたのですが、建物に入ってすぐに大きな揺れを感じました。周りの方達はさすがにご年配で、慌てたりすることもなく「大変、なんだか大きく揺れてるわね〜〜 」という感じでしたが、その後立て続けに揺れが来て停電になると、いよいよ「これはただごとではない」と家族を呼んだり、自力で帰ろうとしたり、また携帯の機能を上手く使いこなせなくて、「一体何が起こっているの」という感じの方も多く、私が震源地や震度、続々入ってくる被害状況等を実況説明したりしていました。

その後私も車を運転してすぐに自宅に戻りましたが、津波警報や余震、原発、火力発電所の火災の映像、友人等から報告される都内の状況の混乱、そして何よりも東北沿岸一帯に押し寄せた真っ黒い津波の映像に、怖かったけれど情報から離れる事が出来ない、とても緊迫した一夜を過ごしました。

なにより海の近くで仕事をしている私の安否を気遣っていたのは息子の方でした。
私にとって、母親で居る事はまだまだ最優先事項です。
ですので、311は普通に日曜のヨガクラスを行い、その後はいろいろな場所で様々な催し物があるようで、お誘い頂いていますが、普通に息子と過ごそうと思います。
たった一年でも随分成長したなと感じます。
こういう時代に多感な思春期を過ごすというのは、一体どんな役割を持って生まれたのでしょうね。 忘れないでいて欲しいと思います。

その前夜10日には、鎌倉とどけ隊として、長谷寺にて万灯会のお手伝いをさせて頂くことになっています。
会は日が沈みかける17時半からですが、私は14時くらいからおります。もし足を運ばれるようでしたら声をお掛け下さい。
500円で灯をご購入頂き、祈りを込めて火を灯し捧げます。
頂いたお金はすべて被災地支援のために使わせて頂きます。

一年とても長く感じられましたが、同時にあっと言う間でもありました。
でも被災地の状況はまだ何もどうにもなっていないと言っても大げさではありません。
311前夜、当日、大切な事は何か、大切な人とゆっくり語り合う時間が持てると良いですね。
OM

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