2012年5月11日金曜日

Live Love Be


昨日、アメリカのオバマ大統領が、同性同士の結婚を支持するとの声明を発表して、今年に控えている大統領選挙の行方を大きく左右するとして、アメリカは国中その話題で大騒ぎになっていたようです。

「オバマ大統領からのニュースレター」
Today, I was asked a direct question and gave a direct answer:
I believe that same-sex couples should be allowed to marry.
I hope you'll take a moment to watch the conversation, consider it, and weigh in yourself on behalf of marriage equality:
http://my.barackobama.com/Marriage
I've always believed that gay and lesbian Americans should be treated fairly and equally. I was reluctant to use the term marriage because of the very powerful traditions it evokes. And I thought civil union laws that conferred legal rights upon gay and lesbian couples were a solution.
But over the course of several years I've talked to friends and family about this. I've thought about members of my staff in long-term, committed, same-sex relationships who are raising kids together. Through our efforts to end the "Don't Ask, Don't Tell" policy, I've gotten to know some of the gay and lesbian troops who are serving our country with honor and distinction.
What I've come to realize is that for loving, same-sex couples, the denial of marriage equality means that, in their eyes and the eyes of their children, they are still considered less than full citizens.
Even at my own dinner table, when I look at Sasha and Malia, who have friends whose parents are same-sex couples, I know it wouldn't dawn on them that their friends' parents should be treated differently.
So I decided it was time to affirm my personal belief that same-sex couples should be allowed to marry.
I respect the beliefs of others, and the right of religious institutions to act in accordance with their own doctrines. But I believe that in the eyes of the law, all Americans should be treated equally. And where states enact same-sex marriage, no federal act should invalidate them.
If you agree, you can stand up with me here.
Thank you,
Barack
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私は2008年の夏まるごと、当時小学校5年生だった息子を連れて、サンディエゴ(とメキシコ)に行っていました。

サ ンディエゴには、アメリカ人で最初にアシュタンガヨガのサーティファイドになられたTim Miller先生のスタジオがあります。そこにしばらく通うつもりでいたのですが、私が滞在していた場所からは車で一時間以上かかることもあって、ダウン タウンにあったYOGANICというスタジオを見つけ、そこに毎日のように通っていました。(残念ながら今はクローズしてしまったそうです)

Anne 先生というベテランの女性のアシュタンガの先生に惚れ込み、また観光客も来ないような場所に日本からわざわざヨガをしにやってきた小さな東洋人という感じで珍しがられ、スタジオマネージャーがひと月のパスを$50(!)で通い放題にしてくれたということもあってです。特に何のアテもありませんでしたが、クラスで 話すようになった友人や先生達から、「こういうWSがあるから行ってみたら?」とか「◯◯パークでは毎週土曜日の朝、ファーマーズマーケットをやっている から一緒に行かない?」なんて誘って貰って、毎日がどんどん何かに乗って進んで行く感じでした。

それはそうと、全米屈指の観光地サンディエゴで、何故ここにあまり観光客が訪れないのかというと.....

そこはゲイのカップル達が集まって暮らすゲイタウンだったからなのです。


こんな美しい街。
2008年というのはカリフォルニア州では同性の婚姻が認められていて、アメリカ中からゲイのカップル達がここに移住して来ていたらしく、街の雰囲気全体が愛で溢れていて、よそ者の私にもすごく居心地が良かったのです。
(ただしその年の住民投票で一転、同性婚は法律では正式に認められないと決まってしまいました。)

そのほんの短い期間に、毎年全米各地で行われているプライドパレードともタイミングが合い、貴重な体験をしたと共に、日本ではまだあまり馴染みのないようなことをすんなり受け入れられるように感覚が大きく変化しました。
偏見は無かったつもりでしたが、それでも結構「へぇ〜」と驚く事がたくさんでした。

「私達はもう◯◯年一緒に居ます」と書かれたプラカードを持って、それをプライドとして行進する人達。

お子さんを連れて。

犬を連れて。
自分たちが苦労して貫いてきた愛を誇らしげに本当に嬉しそうに掲げる人達。

見物人もこんな感じ。

何故私がこのタイミングでここに居たのかは今となってはよくわかりませんが、この頃はとにかく広い世界が知りたくて、ヨガで意識を拡げ、固定概念を解き放 ち、より自由に自分らしく、信念を持って自分が幸せだと思う事を選択するという生き方を必死で学ぼうとしていた時期でした。
ヨガを仕事にして、いろいろな経験をさせて頂いてきてはいたけれど、やればやるほど型にはまって苦しくなるようなそんな時期だったのかもしれません。
誰かにもっともっと何かを教えて貰いたい、という一心でしたが、この街ではマットの上以上に学べたことが多くありました。

もちろんこんなお姉様方も大勢いらっしゃり。
ここには載せられない写真がたーくさんあります(笑)
ある意味インドに匹敵するインパクト(笑)

でも、街をあげて皆で本当に大切な物を見極めて大事にしているという印象は本当に感動的でした。
このパレードの時のスローガンが「LIVE LOVE BE」

自分の事、こうだよってはっきり人に言えない、でもわかって欲しいって言う事は誰にでもたくさんあると思います。
でも、まずは自分が自分で誇りを持って、そういう風にしていたらいいんだと、そんな自分でいられてHappyだよってにっこり笑う強さと優しさみたいなものをこの人達から学びました。

世論はいろいろあると思いますけど、私は今日自分が密かに慕う先生達に大統領が味方についてくれたみたいな、そんな気持ちになりました。

一方、息子はこの旅のとき、フランスから遊びに来ていた男の子と仲良くなり、殆ど英語が話せない同士でしたが、忍者ごっこなどをして普通に打ち解けて遊んでいました。
これは向かってくる波に対して精神を統一してひっくり返らないように頑張るという修行だそう(笑)
小難しい事はまったく必要ないですね。
自分らしくあれば、自分が幸せだと感じるものが自然に集まって来る。
ヨガもだから素敵なんですよね。
OM

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