2012年11月8日木曜日

冬の祭典

来週13日の新月はインドではDiwali、インド最大の光のお祭りで、インド暦の新年です。
富と繁栄の女神ラクシュミーを祝います。
この時期にインドに居合わせてみたいな〜と思っているので、いつか必ずや。
灯明に囲まれ、静かに祈りを、ではなく爆竹がすごいみたい。
それでも神を讃え皆で繁栄を願い合うスピリットが息衝いている。
私もプージャに参加しようと思っています。

日本の暦では既に立冬を迎え、12月22日の冬至までどんどん日照時間が短くなっていきますね。今年のそれは特にXday。マヤ文明の本拠地であるグアテマラなどは、政府がそれを盛大なイベントにしようとしているみたいです。そしてネイティブの団体が、「そういうことじゃないから!」と何でもお金儲けに利用するなと抗議活動も起こっています。
世界の(実質的な)終焉を信じている人は毎日悪趣味にカウントダウンしていることでしょう。

どこの国の文化でも、この時期は「あげてこ!」的なイベントが多くなりますね。
それだけ太陽のエネルギーってすべてに於いて大事なのですね。
光や明かり、暖かさ、熱、「生」の象徴のようなもの。

11月の第4木曜日(カナダでは10月の第2月曜日)の「感謝祭」(Thanks Giving Day)、ユダヤ教の光の祭典「ハヌカ」(Chanukah)、今年は12月8日から16日です。
いわずもがな知られた「クリスマス」、キリスト教徒に限らず全世界で祝われていますね。

ポストには毎日のように「Holiday Season!!」と雪の結晶のマークが表紙に描かれたありとあらゆるカタログが入ってくるのもこの頃から。
親しい人同士がちょっとお洒落して集まって、美味しい物を食べてお酒を飲んで、贈り物をしあう。もしくは盛大にパーティー。子供達にとっては欲しい物をなんでも与えてもらえるThe 物欲Day(笑)

私が子供の頃、鉢植えの樅の木(たぶん私が生まれた時買ったのだと思う)に飾り付けをし、普段食べないチキンやケーキを食べて、眠りにつくと、枕元に本やリカちゃん人形が置いてあって、私は賢い子供だったので(笑)100%父親がやってくれているのだとは知っていたけど、そこ確認したらダメ、というのもわかっていて、嬉しい反面何か皆で秘密を共有しなければいけない不自然な日、って感じも薄々ありました。
両親が無理してくれているのも知っていたしね。
だから、今あんまりクリスマスにテンションあげることもないのでしょうね。

アメリカの家庭は、この時期に渡す贈り物のリストがすごくて、もう年が明けると早速セールを狙い、セールの度に年間に渡って次のクリスマス用のギフトを少しずつ買いそろえていく、みたいな人も多いです。

そういう物質的な狂乱、もう少し距離を置きたいと思われている方も多い筈。
世界はますますおかしくなっているのを知っていて、無邪気に無駄な事をする気にはなれない。
どうせだったら、フェアトレードとか、ユニセフとか、環境に配慮したものを本当に必要なところに必要なだけ、でいいのでは? と私は思うのですが、習慣からはなかなか抜け出せないもの。自分が思っていても人間関係の均衡ってありますからね。
実際華やかさも必要だし。
でも要は自分自身の物欲の問題なのではないかなと思います。

人に暖かい気持ちを贈りたいなら、
家にある材料で手作りをしたり、いろいろ工夫は出来ると思います。
そして毎年使っていた予算を今年は何か環境保護や慈善事業、善い活動をしている団体に寄付を行うなど、皆で相談し合ったり。
物ではない心の満たし方をたくさん知っている人程豊かで魅力的だと思います。
今から出来る事、私も少し考えたいと思います。
素敵な冬のシーズンを。
OM





0 件のコメント:

コメントを投稿