2013年3月22日金曜日

チャーリーブラウンの絡まった凧


「何年か経って、僕が徴兵される時になったら、軍の試験官が僕になんで君はそんな凧をくっつけて持っているんだ?って聞くんだろうな。
そしたら僕は、そんな馬鹿な質問するな、って言ってやるんだ。」

良く晴れた青空のもと、文字通り風に乗って、いい気分で遊んでいたのに、突如墜落、自分に向かって落ちて来て、絡まってこんがらがってほどけなくなって、自分にいつもつきまとって離れない.......

これって「過去」から来る「悩み」みたいですよね。

チャーリーブラウンが言いたいのは、「僕だってこんなものいつもくっつけていたくないんだよ(でも取れないんだ!)」って事。

凧をとっておきたい、また遊びたい、何がいけなくて失敗したんだろう、などとずっと考えていると、こんがらがった糸を断ち切る事が出来ないのかもしれませんね。
もういいや、となったときはじめてその絡まった糸を切って、身動きが取れるようになるものです。
 凧は、修理してまた新しい糸を付けて飛ばす事も出来るかもしれません。

「糸」って関係性に例えられます。

春は変化、変容の季節。

先日、ある本を読んでいて、面白い事を知りました。
人の喉のところにある甲状腺から出ているホルモンには、
オタマジャクシがカエルに変体する時、大量に分泌されるサイロキシンというホルモンも含まれているのだそうです。
このホルモンを除去されたオタマジャクシは、ただの大きなオタマジャクシに育ち、逆に大量に投与されたオタマジャクシは、十分に成長しないまま小さなカエルに育ち、早く死んでしまうんだそうです。

喉に位置するヴィシュッダは自己表現、変化、変容を司るチャクラ。
面白いと思いませんか?
呼吸を意識する事、声を出す事(歌う、マントラ)、(正しいアラインメントでの)バックベンド、自分の意志や感情、状態などを言葉で表現することなど、私が特にこだわって好んで、注意深く取り扱っているのは、そこが変わるために大事なポイントだからです。

変わりたくない、変化を怖れている人は、顎を引き、喉を閉じている事が多く、体つきはふっくらしていることが多いように感じます。
また変化を切望している、今の現状から逃れたい、変わりたいと思って(もがいているような)人は、顎を前に突き出し、首をかくっと後ろに曲げて喉の奥を開いて刺激しようとしているような姿勢をとっているように思います。そして往々にしてすごく細い方が多い。

エネルギーは下からしっかり練り上げて行くもの。
冬の間しっかり足を地に着け、力を養って来た人は、今、喉を開く事に怖れを感じないと思います。

まずは絡まった糸を切ってみたら、もっとこの季節の自由さや躍動感を喜び楽しむ事が出来るかもしれませんね。

OM

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