2013年3月27日水曜日

雨ニモ負ケズ的生き方。

花冷えの今日。

いろいろやりたいこともやるべきこともあったのですが、
本を読み出したりしているうちに時間は過ぎ......

いつも人と関わって、それも通常の関わり以上にエネルギー交換をさせて頂いている(つもり)なので、純粋に自分が自分と関わる時間は、自分のエネルギーの自由にさせているのです。
簡単に言うと「気まま」笑。

なんとなく思ったのは、宮沢賢治の「雨にも負けず」
この有名な詩は小学校の教科書にも載っていますよね。
私は4月に教科書を貰うと、すべてその日のうちに読んでしまうような子供で、この詩も、初めのタイトルでは、力強くてかっこいい感じだなと思っていましたが、読むと、地味で質素な生活を好み、おろおろしたり、木偶の棒と呼ばれるだとか、なんだか急にがっかりして、まったく興味がなくなってしまったのを覚えています。
授業では、謙虚さの象徴みたいに習って、私は、こういうの嫌だなって思っていました。
何かが出来る人になりたいし、おろおろしたり泣いたりなんて絶対しないし、人には褒められたいし、向上心を持って人生を開拓しなくちゃ、挑戦したり、冒険したりしないこんな生き方絶対嫌だな〜と。
まあなにしろ80年代だったし。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ※(「「蔭」の「陰のつくり」に代えて「人がしら/髟のへん」、第4水準2-86-78)
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

それがね、今更ですが最近なんとなくわかるんですよね。
そうだよな〜、とじわりじわりと来る感じ。
経験や生きて来た年数(若さとは関係なく)って こういう風に作用するのかと、自分でも少々意外に思い、周囲に流されているだけのように思っていたこの生き方って洗練されていてヨガっぽいなと思ったりして。


0 件のコメント:

コメントを投稿